次男のビーズ箱

次男は結婚を機に約2年半前に家を出ていったのですが、
その時に次男の持ち物すべて持っていったか処分したと思っていました。
ところが最近、家に来るたびに何かを探しているので、
何を探しているのかと聞いたところ
「俺が作った木の箱に入った道具」とのこと。
以前の次男の部屋は主人の部屋になっているし、あるとしたら
小屋裏部屋しかないと思い、本日ガサガサ探しました。
ありました!

次男がよく作っていたネックレス、ブレスレットの材料が入った木箱。

次男は、中学生になると私の事を「ばばぁ」と呼ぶなど反抗的になり
(小学6年生まではママと呼んでいたのに…)
目つきも変わり、イライラしていることが多くなり
会話も殆どしなくなりました。
私もこの頃は、そんな次男に対してよく大声で怒っていました。


そんな時、ふと小学4年生の頃の次男を思い出して、
あるものを買ってあげました。
それが、ブレスレットを作れる天然石などです。


次男はサッカーや水泳が大好きで常に体を動かしている子供でしたが
あるとき、障害のある長男の訓練のためにやらせていたビーズ通しを見て
「僕もやりたい」とはじめ、
学校では、それを作るためにクラブ(週1回の授業のもの、部活ではない)に入り
紅一点ならぬ黒一点で黙々とビーズ作品を作っていたそうです。


「その集中力と作品が完成した時の満面の笑みは素晴らしいです。」と
先生がおっしゃって下さったことを思い出したのです。


自分の好きなことをして、達成感が得られれば
精神的にも安定するのではないかと思ったのです。
私自身もそうですから。


次男は、家を出るまで時々作品を作っていたようです。
しかし、結婚して立て続けに子供が生まれ、ハンドメイドどころでは
なかったのでしょう。でも、早いもので上の子は今月2歳です。
少し余裕が出てきたのかもしれませんね。
ふと思い出して、何かを作ってみたくなったのかもしれません。

現在、我が家に残っている次男の4年生の時の作品です。