おしりと背骨を強打(;´Д`)

一ヶ月程経ちましたが、まだ痛いです。

5月の連休明け、そろそろ冬靴と夏靴を入れ替えようと
玄関で丸椅子に昇って、靴箱を整理していました。

私は十数年来、キッチンや洗面所、玄関の天袋、
押し入れやクローゼットの上段など手の届かない高いところに用のあるときは
必ず丸椅子を使ってきました。何より軽いから持ち運びが楽だし、
面も広いので安定感があったからです。

この日も、丸椅子にのぼって天袋の靴箱を出し入れしていました。


その時、パキーンと音がした瞬間、私の体は宙に浮き、
私が宙に浮いている間に、パカパカと木が石に倒れ落ちる音がして、
その次に直立していたはずの私の体はくの字に曲がり、
次の瞬間、三和土におしりがついて、一瞬痛みを感じたけれど、
私の上半身は、反動で後ろへそっくり返り、次の瞬間、背骨が壁に当たり、
痛みと同時に呼吸ができなくなり全身その時、動かなくなりました
「その時、」〜「動かなくなりました。」までは、
おそらく一秒にも満たない出来事だったと思いますが、
私は一コマ一コマ、スローモーションのように、姿勢や気持ちを覚えています。
そういう記憶は今までありません。
丸椅子が壊れて落ちた事よりも、脳の働きに驚いているのです。


人間は亡くなるときに、自分の人生を走馬灯のように見るという話を
聞いたことがありますが、まんざら嘘だとは言えない気がしてきました。
脳はすごいハードディスクだと思ったことなので記しておきました。


後日、主人が立派な本物の踏み台を買ってきてくれました。


丸椅子が壊れた原因は、釘が錆びて劣化したらしいですが、
耐荷重オーバーを言う家族はいませんでした…そのやさしさが切ない(-_-;)