[小物]母の財布2
なぜ私が母にこのような財布を作るようになったのか…

母は小銭入れ用の財布にお札を重ねて4つ折り、8つ折りにして
コインと一緒に入れていました。


イメージはこんな感じです。

なぜこんな使い方をしていたのでしょうか?
私の記憶の中でお財布の歴史の旅に出ました。

私の子供の頃、主婦は殆どの人が、がま口タイプのお財布だったように思います。
お札を4つ折りにして入れていました。
中に仕切りのある人は、100円札、500円札と千円札を分けて入れたり、
1円、10円、50円の小銭で分けたり。(まだ100円硬貨はなかった…)
母はごっちゃ混ぜタイプだったかな…

私の祖父は、木綿の紐付きの袋に小銭もお札も無造作に入れて
ぐるぐる巻きにして腹巻の間に挟んでいたような記憶があります。

今は殆どの方が、独立した小銭入れ付き長財布タイプか
二つ折りタイプを使っているようです。
100円札や500円札は硬貨になり、お札のサイズも小さくなり、
テレフォンカードから始まり、オレンジ、クレジット、ポイント、
キャッシュとカード社会になり
また、どこのお店でもレシートをくれるようになり、
それに伴ってお財布もニーズに合わせて
変化していったのでしょう。

そして、かつては殆どの主婦が使っていたがま口タイプのお財布は
少なくなっていったのかなと私の個人的な考えです。

ところが母は、その時代の流れについていけず、
50年前の慣習のままなのです。